廣島竹菜

廣島竹菜とは?

テーマは、「美味しく食べて竹林整備」です!
突然ですが、これが「廣島竹菜」の原料です。「あ、あれだ!」と気づかれた方もおられるでしょう。春、タケノコのシーズンに掘りきれなかったものが、こんな感じで巨大化し、やがて新竹になり、放っておけば、竹林はとどまるところを知らず拡大してゆきます。皆さんはこれを蹴飛ばして倒されておられることでしょう。そして、この塔の立ったタケノコ(タケノコ以上、竹未満、「幼竹」と言います。)は、固くて食べられないと思っておられることでしょう。しかし・・・ これが意外と食べられるんです。もちろん、節の部分は固いので、使っていません。5月に収穫した幼竹を、まず皮を剥いで固い節の部分を除いてカットし、約1時間、水だけで茹でたのちに、高濃度の塩に約1カ月漬け込んだだけのもの、それがこの「廣島竹菜」です。
2017年12月、京都市で「純国産メンマプロジェクト」が正式に発足し、日本全国で地域コミニティやボランティア団体が中心となって「純国産メンマ」を作ってみようという壮大な試みがはじまりました。広島県安芸高田市もその呼びかけに応じて、2018年春、試験的に塩蔵品を試作しました。既に日本全国でその取り組みと商品化が進んでおり、特に福岡県(糸島市)、長野県(飯田市)それに千葉県(市原市)では既に商品化され、好評販売中です。
あ、ここで「メンマ」について説明しますね。 昔は「シナチク」と呼ばれ、最近では「メンマ」と呼ばれています。「麺に入れる麻竹(まちく)のタケノコ」ということから、輸入商社の経営者が考案されたようです。決して中国語ではありませんので、中国や台湾の方に「メンマ!」と叫んでも、決して通じませんよ(笑)。
原料は、種類は違えども「タケノコ」なんです。ただ、これは国内で流通している99%が中国や台湾からの輸入品なのです。(ちょっと心配) せっかく日本にも竹林は嫌というほどあるし、そこに生えてくる幼竹を使うことによって、「放置/侵入竹林の拡大防止」と「食の安全安心」を両立できる画期的な試みです。これを2019年春から、広島県内限定ですが、商品化して販売開始しています。その名も「廣島竹菜」です。
※写真は2018年の試作品のひとつ(塩蔵幼竹:塩抜きして使用します。)
2019年冬、「廣島竹菜」の集荷・製造・保管場所となる「旧 八千代学校給食センター」の運用を開始しました。今後ここを、「廣島竹菜」の製造、またこれから取り組む皆様への研修施設として、さらに中国・四国地方における「純国産メンマプロジェクト」の情報発信の拠点として活用します。
あなたの地域やグループでも、この取組みを始めてみませんか?
私たちが応援します。
「美味しく食べて竹林整備!」
そして2019年5月、全国的な集まりとしては第2回目となるイベント「純国産メンマサミット in 広島」が開催され、全国から約100名の参加者が結集し、その関心の高さを感じることが出来ましたし、新聞やテレビ、ラジオでも連日「国産メンマ」について報じられているのは、ご存知のことと思います。
2018年12月26日付 朝日新聞の「天声人語」にも「純国産メンマプロジェクト」が取り上げられました。
「竹の駅 あきたかた」は今後、この幼竹(塩蔵、乾燥)の売上金を、次年度以降の竹林整備の費用に充て、「持続可能な」里山環境整備を推進してゆきます

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